2006年 元旦
代表取締役社長 小田 晋吾
新年あけましておめでとうございます。新しい年の門出にあたり、ご挨拶申し上げます。
2005年は、日本の景気が本格的な回復基調に転じ、企業のIT投資がコストダウンと効率向上を求めるものから、経営のツールとして変化に対応し将来にわたり成長を続けるためのものに大きくシフトしてまいりました。こうした状況を背景に、私ども日本HPの強みともいえるエンタープライズ市場向けソリューションビジネスをはじめ、PCビジネスも堅調に推移することができました。さらにこれまで停滞感のあったコンシューマ向けプリンタ市場でも機能、価格ともに競合力のある製品を投入し、ビジネス全体が活気付いてまいりました。昨年1年間に皆様から賜りましたご厚情に対し、心から御礼申し上げます。
2006年も日本経済の復調傾向は続くと思われますが、企業にとっては競争優位を獲得するとともに、企業価値をいかに高めていくかが、ますます重要な経営課題となってくるでしょう。経営の透明性がこれまでにも増して求められるようになり、そのためには、情報を含む企業資産を管理できる柔軟なITシステムの基盤が不可欠です。
IT基盤=インフラストラクチャベンダーとして、これまで培ってきた実績をベースに、私どもHPは内部統制(コンプライアンス)や災害対策といった企業が社会的責任を果たすために重要な側面においても、日本企業のお客様をサポートしてまいりたいと考えています。創業以来60年以上にわたりコンプライアンス経営を行なってきたITベンダーとして、私たちの経験や技術を生かし、お客様にとって最適なソリューションを提供し、お客様の企業価値を高めることに貢献してまいる所存です。
同時に、世界をリードするIT企業として、世の中を変革し新しい市場を創出する分野においても、信頼されるITパートナーとして、お客様とともに新しいチャレンジを推進してまいりたいと考えております。PC、プリンタからサーバ、ソリューションまで幅広いポートフォリオで、企業から個人のお客様まで、これまで以上に満足していただけるよう努力してまいりたいと思います。
また、HPの企業目的のひとつである「良き市民 - グローバル・シチズンシップ」としても引き続き、日本社会に貢献できるよう、活動して参ります。社会の要請に応え、皆様に必要とされる企業となるべく、精進してまいります。
本年もより一層のご高配を賜りますよう、お願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
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